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おてんばでお年頃な姫ちゃんは生まれつき人の顔がわからない障害(相貌失認)があるとわかりました&思春期真っ只中の太郎くんも日々進化中!


by 母上

家族の死

GWを越せた義母さんでしたが、数日前から何度か様態が悪くなり、病院から今すぐ来るようにと呼ばれる事がありました。
姫ちゃんは自分の誕生日がバアバの命日になるのは嫌だと言っていました。
きっとそうならないように義母さんも頑張ってくれたのでしょう。
姫の誕生日から4日後に息を引き取りました。

家に戻ってきた義母さんは、とても穏やかな顔をしています。
病気をしてからは表情が少なくなってしまいましたが、微笑んでいるようにも見えます。
長い間お疲れさまでした。
不自由だった身体から解放され、きっとラクになったと思います。

姫と2人で枕飾りに供えるお団子を作りました。
「姫が作ってくれたんだもん。きっとバアバも喜ぶよ」
初めての事でしたが、心構えができていたので上手に作れました。

家族葬での1日葬でしたが、子ども達は学校がお休みだったので、遺体が戻ってきてからの一連の動きを全て見ることができました。
お線香をあげるのは初めてです。
病気をする前の義母さんの遺影に「なんだかバアバじゃないみたい」と、知らない人を見ているかのようでした。
湯かんや納棺の儀にも立ち会いました。
葬儀での焼香も初めての子ども達。
言葉は不謹慎かもしれませんが、いい経験になった事でしょう。

無事に終わってよかったね

葬儀が終わって帰宅して、着替えてホッとしたら実家から電話がかかってきました。
父が痛みがひどくて個室に移ることになったと…
今日なら特別に短時間だけ顔を見ていいと言われたと…

「今から行くよ」

葬儀が終わったばかりでしたが、すぐに父の病院へ向かいました。
県をまたぐ不要不急の外出は控えろと盛んに言われていますが、今回ばかりは控えていられません。
子ども達はお正月以来ジイジの顔を見ていません。
父だって、何ヶ月もずっと孤独だったに違いありません。
その間に太郎君は中学生になり、姫ちゃんは有権者になりました。
ここで顔を見られなかったら、二度とチャンスはないと思いました。

by stretch_tongari | 2020-05-14 11:59 | 家族が病気になる | Comments(0)